あなたのお背中、流したい。 第1話

あなたのお背中、流したい。 第1話

最近、会社でインフルエンザがまた流行ってきてます。

私の正面に座っている子のお子さんが、インフルにかかり、私の後ろに座っている子の一人暮らしをしているという友人がインフルにかかっていて、毎日お昼に様子を見に行っています。

私は、いつ二次感染が発生するかビクビクした毎日を過ごしています。
勿論マスクは必需品!

正直、今、休んでられないので、本当に伝染してくれるな…と、毎日臨戦態勢(苦笑)です。

さてさて、本題に入りますが、本日は山口美由紀先生の新連載「あなたのお背中、流したい。」の第1話の感想を書きたいと思います!

この物語は、ちょっぴり不思議なお話でした。
幽霊?生霊?そういう系のお話になるんでしょうか。

でも全然怖くなく、山口先生ならではのハートウォーミングなお話です。

道に迷ってる?

最期の方まで、それこそ「溶けてお湯になっちゃった」で本当に溶けてる表現の絵を見ても、大袈裟な漫画的表現にしか思えず、何も疑問も持たず、ただただ「温泉ええなぁ~」て思って読んでました(苦笑)

下半身が溶けてお湯になっちゃった

汗でも出ないものが溶け出る効能の温泉、花菜ちゃんの場合は、本音と一緒に下半身が溶け出たのか?(笑)おそらく彼女の命が危険な状態だったんでしょうね。

一郎さんから、まだ上半身は溶けてないから、目が覚めたら大声で「助けてください」と手を上げて叫ぶんだ、と言われます。

「お前の中の飲み込み過ぎて倒れる寸前だった心は 今、湯の中に流れた。」
「結構お前は一人で頑張っている。だから助けを請えば必ず誰かが力を貸してくれる。」
「叫べよ」

この台詞の辺りで、ようやくピンときました(遅い?)

彼、一郎さんはいったい何者なんでしょうか。
消防団のお兄さんの反応からも、こういったケースは初めてではなく、地元でも有名な感じですよね。

何か居たのかい?

ともかく無事に花菜ちゃんと弟妹達は救出され、バースデーケーキとしてショートケーキを頂けました。

なんだかちょっとほっこりする展開で、この後、彼女たち3人は一郎さんのお宅へ居候させていただくのでしょうか。彼の元を訪れ「助けて」と告げる花菜。

次号からの展開が非常に楽しみです!

ここからネタバレになりますので、お気を付け下さいませ(笑)

山道で道に迷い、タイヤがパンクした上に脱輪してしまい、幼い子供達二人を車に残し、携帯のつながるところを探して外に出る女性が一人。そんな始まりです。

何処まで行っても圏外という山の中、ふと見えると「極楽温泉 コチラ→」の立て看板が…。

狐に化かされているんでなければ、近くに家だか宿だかが…と 周りを見渡すと、古民家のような一軒家が。電話を貸してほしい、と扉を叩く女性。

扉を開けてくれたのは…男前!ではなく(笑)若い男性で、彼女がJAFへ連絡したいと言おうとすると、非常に迷惑そうな表情になり「どの道を通って来た?」と尋ねます。

早速消防団に連絡し、駆けつけるようにするから、子供達も安全だから、安心しろ。心配ない、と彼は言います。安心した女性は車へ戻ろうとしますが、「ここにいろ」と引き止めます。

現段階で、私は彼女が主人公なのか、それともこの男前さんなのか、分からないまま読んでました。

家の中に入れてもらい、囲炉裏で温まっていると、男は「何故お前はこんな所で道に迷っている?」と尋ねます。「亭主にでも逃げられ、子供たちを道連れに当てつけに無理心中の旅か?」 と。

やけに迷惑そうだった割には、他人の事情に突っ込んでくる男の人だな~と思いましたが、あまり気にせず読み進めると、彼女とその子供たちは 両親の再婚で出来た義理の姉弟で、最近両親が亡くなり、彼女は大学生とのこと。

小さな弟妹の面倒を見るために、大学を休学し働き始めたものの、チェーン店の統廃合で仕事先がなくなり、その後の勤め先も何故か次々と無期限休業、強制閉店。
そうこうしているうちに、もらい火で住むところもなくなってしまった…という何とも壮絶な身の上の娘さんでした。

来る途中にあった看板の事を思い出し、温泉宿か?と尋ねると、宿ではなく、ただ温泉があるだけだ、と答える彼は、手引帖に書いてあるように布団を用意し敷いています。

温泉の効能は「汗でも出ないものが溶け出る」。何それ?デトックス的な事?(←正に同感(笑)) 
入ってもいいかな~と言い出す彼女を、またも迷惑そうな表情をしながら場所を教えてくれたようで、提灯と番傘で、温泉まで来た彼女は、さっさとお湯に浸かります。

傷にも全然しみない温泉。 ここで不思議に思うべきでした(苦笑)

温泉でほぐれている所へ、マニュアルの指示で背中を流しに現れた男に、無性に色々話がしたくなった彼女は、ココの地名「迷山」の由来を聞きます。

少し下に旧街道が通っていて、道はあっても昔からとにかく迷う者が多いらしく、それもただ迷うばかりではなく、理由あって正規の道を辿れなかった者などは、山から山を無理して越えようとし、何人も途中でのたれ死んだそうです。

あろうことか、現在に至っては、世を儚んであえて自分から迷い込みに来る馬鹿者が居て、迷惑をしている…と語る彼に、自分はそういう者と勘違いされたのだと理解した彼女。

明日は自分の誕生日で、ショートケーキ1個を三人で分けて食べようと、少しでも安いお店はないかと車で探しているうちに、気付いたら知らない道を走っていた、と語る彼女。

背中を流してもらっている最中、突然本音が暴走し始め、「淋しい、辛い 苦しい 悲しい 悲しい。疲れた。」と言い出したところへ、消防団らしき男性が、やってきました。

「車の子供は保護したぞ。でももう一人がどうしても見つからん。この寒さだ 急がないと危ないぞ。」

と、その男性は彼に言います。

その途端、彼は彼女に向かい「立て 目を覚ませ!」といい、「叫べよ」と言った後、彼女の胸を鷲掴みにしました。

「なにすんのーーーーお」と叫んでみれば、道から転げ落ちて崖下で気を失っていたようです。

彼に言われた通り「助けてください」と大声で叫び、消防団の人たちに無事保護され、弟妹達と会えました。どうやら、彼女は中身(魂)だけ温泉にたどり着いていたようです。

保護された所で、ご近所のおばさん(?)らしき人からケーキを渡され、事情を聴き、温泉場に居た男性が実在する人と知ります。

ここで、ようやくこの二人の名前が分かりました(笑)

彼女は、明光花菜(はな)ちゃん。弟妹達は、幸(さち)と福(ふく)。そして、温泉守をしていた男性は、一郎さんでした。

花菜は、翌日?弟妹達を連れ、お礼を告げに一郎の元を訪ねました。
そして…実践。

一郎に言われた通り、手を挙げ「助けて!」

どうやら、住処の確保はできたようですね♪

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