ロゴ

活動記録 : レビュー ✕ コラム ✕ 覚書 ✕ ブログ

デイコのお仕事についてはコチラ

中国ドラマ「独孤伽羅~皇后の願い~」

ドラマ 視聴レビュー

先日、現在BS12で放映されている中国ドラマ「独孤皇后~乱世に咲く花~」の第5話を観ました。
その関係で、以前放映されていた中国ドラマ「独孤伽羅~皇后の願い~」を思い出し、TELASAで一挙観しました。

独孤皇后は全50話に対し、独孤伽羅は全55話だったので、どの辺が違うのかな〜と思って観始めたら、すべて違うではありませんか…。ちょっと笑ってしまいました。

独孤皇后だと既に長女は皇后になっていて、父の独孤信は宇文護に陥れられ、一族皆殺し(厳密には皆殺しではないが…)となっていたり、毒蛇悪女の曼陀の存在はなく、まだ登場していないだけなのか…。
そして何より伽羅の旦那の楊堅は最初から伽羅一筋。

それに対し、独孤伽羅は独孤家の三姉妹が嫁ぐ前からのエピソードが有り、長女は宇文護と恋仲であったり、楊堅が曼陀一筋だったり、となんだか全く違うエピソードになってて、本当に中国のドラマは史実に忠実を求めていないのだな…と実感しました。
まあ、Wikiによると、独孤信には八男・七女の子供がいるらしく、娘の方は皇后や太后となった長女と四女(名前も般若や曼陀ではなく不明なようです)と七女(末娘)の伽羅しか掲載されていませんでした。

独孤伽羅のドラマでは、独孤信は七男(行方不明という設定の長男を含めれば八男で史実と同じですね…)・三女の父親のようです。
そして何より、宇文護が恐ろしく美男子。
え?いくつよ?!と叫びたくなってしまうほどです(笑)
一番大きく違っているのが、宇文護の年齢?見目?と独孤曼陀の存在でしょうか。

まあそんな訳で、数日かけて観終えた訳ですが、最後まで見た感想は「楊堅、腹立つな…。」でした(苦笑)

あ、でも決して相手役として…という意味ではなく、まあ実際の夫婦で皇帝と皇后ですから、相手を変更とかあり得ないですし…。
つまり楊堅は宇文邕の言う通り皇帝になっても「愚か者」って事でしょうね。

あと、李世民のおばあちゃんである以上、犯罪者として処刑されるわけにはいかなかいのは理解しますが、曼陀が大往生しているのも…実にどうなの??と思ってしまいました。

でもまあ、四女がこんなに最悪な存在だったかと言えば、単なるドラマ進行上で、最後まで問題が発生する原因の一つの存在として、隋を滅亡させて唐を建てる李淵の母を隋側から捉えた描き方なんだろうな…と思います。

果てなき天地ただ一人を愛す

最終話で、楊堅が伽羅に告げる言葉。
この言葉で、再び皇帝・皇后から夫婦に戻れた二人。今後は長男に譲位し、二人で旅に出ようと語り合うシーン(これをフラグと言う)があった翌日に伽羅は死を迎えてしまいます。
ここまで愛を美化して作ったドラマであれば「伽羅ぁ〜」と、楊堅が咽び泣くシーンが欲しかったです。←だからこその「楊堅、腹立つな…。」です(苦笑)

これもまたWikiによりますが、一夫多妻婚を認めなかった伽羅が色好みの長男を廃嫡して次男を太子にしており、皇后没2年後、楊堅が寵愛している側室絡みで長男を太子に戻そうとしたところを、病死?次男により殺害?されているようです。まあ何処までが真実か分かりませんが…。

そして伽羅が亡くなった2年後、たった2年で一気に年老いた楊堅と次男の楊広とが二人で乾安殿の前に立っているシーン。そして楊堅が楊広に尋ねます。

独孤の天下の意味を知っているか?

これはどう理解したら良いのか?と考えてしまいました。

ドラマ上では、伽羅が死ぬ前日に長男の楊勇に譲位して、二人で旅行へ行こうと言っていましたよね。
なのにその2年後、まだ楊堅は皇帝を続けてる感じ(史実でも病にかかっているとは言え、まだ皇帝ですしね…)で、次男と「独孤の天下」について語っているのを見ると、既にこの時点では楊広(後の暴君・煬帝)が皇太子と解釈できます。

そうですね、美しく解釈するならば(笑)伽羅のために、二人だけで過ごす計画が長男への譲位であったのに、伽羅が先立ってしまったので、急いで譲位する必要がなくなって皇帝を続けた。
そして、伽羅を喪って気力が衰えた楊堅は、一気に老け込んでしまい、どういうわけか史実に沿った形になった太子の次男と会話をしている、と言ったところでしょうか。(観たまんま)

そして「独孤の天下」の意味とは…。

これはどうとでも解釈できますが、般若は独孤の血を引く者が皇帝になること、と解釈していたように思います。そして曼陀は、独孤の女が皇后、皇太后、王妃になることと解釈していたように思えます。

般若の解釈だと、伽羅のみが成し得た事になりますし、曼陀の解釈だと、最終的には三人とも成し得た事になりますよね。

でも楊堅の「ようやく分かった」の一言を深読みすると、独孤の女を妻として得た者に与えられ、独孤の女が亡くなった時、それが終わる…という事でしょうか?
(でもそうなると、李淵は??妻でなく母だしな…)

宇文毓は、般若死後すぐに死んでいますし、楊堅も2年度に没、李淵も史実では楊広の孫を傀儡皇帝としてから禅譲させて唐を建国するも、長男と四男を次男の李世民に殺され譲位させられているようです。
でも唐はかなり長く続きますし、李淵は息子ですから、あくまでも独孤の女によりその栄誉を得た男限定ですかね…。(微妙な限定💦)

「独孤の天下」は独孤の女と共にあり、独孤の女と共に消える…そんな夢や幻に近い野望なのかな…と感じました。

今回は、中国ドラマ「独孤伽羅~皇后の願い~」を観終えたばかりの感想を考察交えて書いてみました。また印象に残っている回について感想を書きたいと思います。

ここまで、お読みくださって、誠にありがとうございます。