狼陛下の花嫁 第79話
さあ、LaLa4月号の感想も残すところ、2作品となってまいりました!
本日は「狼陛下の花嫁」第79話の感想を書かせて頂きます。
前回、浩大との会話(浮気対策会議)を陛下に聞かれて、焦る夕鈴。
そして、優秀な隠密・浩大は、とっくにトンずらこいてますし、逃げ場もありません(笑)
実際に陛下の浮気を心配したわけではない夕鈴ですが、なにせ庶民出身の妃。
王宮や貴族などの一般的な事…というのが分からない事で陛下に迷惑をかけぬようと、何でも素直に人の教えに習う嫌いがありますね。
今回はそれが裏目に出てしまったように見受けます。
陛下にはね、染まってない、何も分からない夕鈴だからこその反応や対応が一番の癒しなわけで…。
なんだか、また拗れ出すのではないか…と心配になるご夫婦です。
まあ今度は拗れても、どっかに逃げ指すことが出来ない立場ですし、何より陛下が逃がしてくれないでしょうがね…。あんまり重たい展開にはならないよう希望します!!
朱音姫から「できれば二人でお話をさせては頂けませんか?」と言われ、二人で席を立つ陛下と朱音姫の後姿を眺めながら、蘭瑶様の言葉が、頭の中をリフレインする夕鈴。
初めから、自分の意志で焼きもちもしくは不安を抱いていた上で、自分から蘭瑶様や紅珠に相談をしたのなら、昼ドラ的な口車に乗せられてしまうのも仕方ないかもしれませんが…。
そこまで必要?とか、疑ってもいないうちから、色んな他者のアドバイスを耳にしていては、気付かなかった事に気付いてしまうようになっていくのでは…と、余計な心配をしてしまいます。
何よりこの『正妃』という波紋が、今後の夕鈴の心に大きな闇を作ってしまいそうで心配です。
もしこの後宮に染まらぬ陛下の花を、貴族や後宮の色に染めてしまうのが、蘭瑶様の狙いで養育係を引き受けたのであれば、陛下と夕鈴はまたも離婚の危機??
これって、陛下の許せない行為だと思うんですよね…。
この↑台詞、ヒヤッとしました。
今後の展開の波紋の圧を感じました(汗)
陛下、夕鈴だって、聖人君子じゃないのよ…。
悪意のない隠し事だって、そりゃ~あるってもんよ…。
変なところで、夕鈴に対して線引きしないで下さいね…。
私、カッコいいとか、素敵~とか男性キャラに言いますが、基本好きな漫画、アニメ、小説のヒロインが好きじゃなきゃ、まず作品にハマらないから!
夕鈴泣したら、しばらく読むの止めるかも…と言いたいほどの、危機感をこのカットから感じました。
注) サクヤは暴走型の深読ミストです。
ここからネタバレになりますので、お気を付け下さいませ(笑)
浩大が居なくなって、たちまち、陛下に追い詰められる夕鈴。
今までの可愛い行動はすべて自分の浮気を疑っての行動だったのか?と笑顔で問い詰める陛下ですが、笑顔は表面だけで、どうやら結構怒っていらっしゃるご様子。
陛下の激しい追及に、弁解すればするほどアヤしくなっていく夕鈴。
結構、真剣に不快そうな陛下の表情も相まって、夕鈴は今にも泣き出しそうになってしまい…。
陛下も少し切り替えようとしたのか、大きなため息を吐き、「まったく…どうしたものかな」と苦笑い。
結果として、ラブラブ円満夫婦の間に奇妙なギクシャクが生じ、夕鈴は「夫婦の危機」なのでは…と苦悩の中にいるようです。う~ん…今回はちょっぴり夕鈴の自業自得かな~っと(苦笑)
そんな中、陛下は方淵と水月に使者の接待を任せつつ探らせているようで、今回の目的を探っているようです。そんな陛下に更に尊敬を深める方淵。
ただし、方淵の目にも陛下は疲れて見えるようです。そりゃあ、癒しの夕鈴とギクシャクしてればね…癒されないもんね…(笑)
そして数日後、ギクシャク夫婦のまま、朱音姫とのご歓談。
白陽国の勉強会へ連日参加していたと、方淵から報告を受けていた陛下、朱音姫から「国の話」を二人っきりでしたいと言われ、快諾(?)する陛下。
夕鈴は不安になる一方です。
歓談は終わり、ご夫婦水入らずで過ごされては…と女官たちに促され、二人でお庭を散歩する陛下と夕鈴。
夕 「た… 楽しそうでしたね。 一体どんなお話を?」
陛 「やきもち?」
夕 「別にそんなんじゃないですけど!!」(ぷっくーーーーーーー)
そんな会話から、徐々にギクシャクが解消されていっているように見える二人。
陛下は反対に他の男(朱音姫の御付きの人たち)と会話している姿に嫉妬していたそうな…。
炎波国について気になることがあった為、話に乗っただけだそうで、李順さんにも陛下は怒られたそうです(笑)不安にさせてごめん…と告げる陛下に、強気で返す夕鈴ですが…。
「へーか 抱きついてもいいですか?」(ぼそ)
そんな可愛い事を言われて、黙って「いいよ」という男じゃないですよね…陛下は(笑)
一気に夕鈴に抱きつき、抱き上げ。回転(?)させてテンションMAXで嫁を愛でる陛下。
あ~うん、もうギクシャクはないですね…うんうん、良かった良かった。
…と安堵していたら、夕鈴がぶり返させました。墓穴を掘る子だな~と。
浮気対策とか、いやだったらごめんなさい、できればきちんと説明を…と告げる夕鈴に、何かを思い出したのか、過ったのか、一瞬無表情となり「…いや それはいいんだ。 ただ…君も隠し事をするんだなって 少しびっくりしたんだよ。普通のことなのにね」と答える陛下の表情は、嫌な予感を持たせる効果としては抜群の表情でした。
まだ陛下には夕鈴に告げていない、トラウマや過去があるのでしょうか…。
その後は、普通の夫婦のイチャコラ会話で次号へ続くとなりました。
ですがサクヤには、このワンカットが、何か大きな問題(炎波国との問題以上の…)への伏線に見えて仕方がない終わり方でした。