蜻蛉 第6回

3/20(日)のブログは、メロディ4月号掲載の「蜻蛉」の6話です。

この漫画を描かれている作家さんもかなり古い漫画家さんですよね。
私は、河惣益巳先生の作品は「ツーリング・エクスプレス」から入りました。
そしてジェニーシリーズ、サラディナーサとハマって行き、一時期は全作品を購入してましたが、現在は気に入ってる作品のみ残し、他の作品は古本屋さんへリサイクルに出してしまってます。

先に上げた「ツーリング・エクスプレス」や「ジェニー」シリーズ、そして「サラディナーサ」は勿論手元に残している作品達です(笑)

でもそれ等以外に、お気に入りの作品が「火輪」でした。
私の好きな四神が存在するファンタジーの世界で、「ふしぎ遊戯」とは違い、完全に時代物の漫画で、いわゆるオリエンタル・ファンタジーって感じの世界観が大好きでした。

皇太子

この「蜻蛉」もそんな感じの作品で、連載当初から結構気になる作品でした。

大御所の作家さんに対して、少々失礼なことを書いてしまうのですが、この作家さんは、絵が上手じゃなくても作品の内容が面白ければ、ハマれる…という事を、漫画は絵の上手い下手じゃないんだ…という事を、教えてくれた作家さんでもあります。

高校生の頃は、結構漫画に一番ハマっていた時期で、絵柄の綺麗な作家さん、絵柄の可愛い作家さんの作品ばかり買い集めてました。
勿論、絵柄で買っていたために、残念な作品も多く、絵は上手いのになぁ~とか、読んでて頭が痛くなってくる…という作品も時々あって、今まで読んだこともなかった系統の漫画も読むようになった頃でした。

河惣さんの作品は、まさにそんな感じの頃に出逢いました。

お似合い?

虯帝国の皇太子と弥夜媛はビジュアル的にはお似合いだし、虯帝国の皇帝と皇太子の性格は穏やかそうで、良い人っぽいですが(安寧国の王太子とその娘に比べれば…)尚和国の秋津媛は異国へ嫁ぐことはあり得ないとなると、日弥が死んだ今、朔弥が弥夜の婚約者になってしまうんでしょうか…。

多分、はっきりとは書かれていませんが、第1話で弥夜が安寧の梨花に、日弥には婚約者が居るから梨花と結婚することはない、と言っていたし、第2話では弥夜自身にも婚約者が居ると言ってましたよね。

また第4話で、連れて行かれそうになる弥夜を取り戻そうとして、日弥の首が刎ねられますが、その前に「ダメだ…弥夜。そなたは私の…」と言ってましたし、皇城に連れ戻された時に、原因は安寧の梨花だと聞き「吾の日弥を…」と怒ってましたから、この兄妹が婚約者同士という天が定めた相手だったわけですよね。

直談判

朔弥は、自分の兄の訃報を知っても、自分に王位が転がり込んでくる事を喜んでるような男ですから、虯帝国の皇太子の方がよっぽどマシな気がするんですが…。

これからどういう展開になっていくのか、非常に気になります。

ここからネタバレになりますので、お気を付け下さいませ(笑)

弥夜を連れていかれ、日弥を殺されてしまった尚和国の一行は、自国の大使館へひとまず身を隠そうと戻ってきてみれば、尚和国大使館は閉鎖されていました。

そこへ尚和に居る後己から使役された海燕がやってきて、前希と交話を済ませたことにより、内部と連絡が出来るであろう人物が大使以外で、すでに虯帝国に居ると知り、会いに行くものの不在で会えずじまい。
そんな時に、外人部隊(自分たちを追ってきた軍人達)が大慌てで 宿舎から出て行った。
前希や左季に気付かない程に、慌てて誰かを探しているようです。

どうもこの外人部隊が探しているのは、アルダシールのような気がしますし、そのアルダシールと飯屋で会っていた人が、前希と左季が探している人物のようですよね、きっと…。

その頃の皇城では、拉致監禁状態の皇太子の妃候補の姫君たちは、自分たちで作った料理を弥夜に清めてもらってから、仲良く朝餉をとっている所へ皇太子がやってきます。

勿論、拉致監禁の原因を作り、日弥を死なせる要因となった梨花は同席していません。

弥夜と一緒に居たい皇太子は、姫君たちと朝餉を同席し、その後弥夜達の状況を弥夜から聞かされ、まず自分たちを国元へ返すように言われます。
そして自分の兄を殺した者を自分の目の前に差し出せと、弥夜から言われ、その舞台を探させます。これがきっと、前希や左季が訪れた時に、宿舎での外人部隊である非色部隊が騒いでいた原因ですね。 

食事も済み、皇太子に要求を申し立てた後、姫君たちはそれぞれ刺繍や裁縫などをして過ごしているようです。その席で、弥夜は呪詛人形をせっせと制作していました(笑)

弥夜の父である東宮殿下の言う「神の報復」どういう決着になるのか、非常に楽しみです。
何事も因果応報でないと、不公平ですよね!! 

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