夏目友人帳 頁の奥の章

夏目友人帳 頁の奥の章

本日は予定を変えて、LaLa5月号に掲載の「夏目友人帳 頁の奥の章」の感想を書きたいと思います。
実写版「精霊の守り人」第2話の感想は、明日に書かせて頂きます!

ところで、私はもともと「蟲師」や「夏目友人帳」のような話が好きなので、あまり気にしてませんでしたが、そういえば最近、こういう不思議な話多いのかも…。

最近の流行りですか?!

例えば「お迎えです。」や「あなたのお背中、流したい。」そして「ユキは地獄へ堕ちるのか」などは、未練を残した魂を救う話やら、生霊を救った話やら、悪霊になってしまった魂を救おうとしている話やら…。

哀れなモノに、魂の救済を…(※漫画が違います!)…「Dグレ」もどうやら最近連載再会したようですし…。

そういう系のお話が、今、空前の大ブーム??とか?
それとも、私が好きだから、たまたまそういう本の連載を追いかけてしまっているだけ…なんでしょうか。

さて、今回の「夏目友人帳」では、古本屋の書に宿った妖が、古書の中に封印されていた悪鬼から店を守ろうと、夏目と奮闘するお話でした。

ラブリーニャンコ先生

ああ…少々癒されるニャンコ先生のラブリーショットなどもあり、今回のお話は、ちょっぴり心温まる、実に癒されるお話でした。一生懸命に自分が宿る書の持ち主の店を守ろうとする妖のカエダと北本のエピソードが特にほっこりしました。

カエダ

店を守ることをお役目としているカエダは、本を読んだことがない…。
北本は、本が元々すきなようで、特にミステリーが好きだと伝えたら「謎解き」に興味をしめしたカエダに、自分の持っているミステリー小説を貸してあげました。

北本のお父さんが大病を患っているようで、そのお父さんに本を探して持って行ってあげたかったようですが、家の事が忙しくなったので、しばらく来れないから、次に本屋に来れるまでに返してくれたらいいから…と言って帰って行きました。
が、その後の北本は、看病で疲れているからなのか、呪詛により生気を吸い上げられ閉まっているからなのか、教室でも机に付しているばかり。

そんな北本の為にも、なんとしても早く「でい」を封印したい夏目とカエダは、だんだん気配が強くなってきている「でい」をようやく捕まえることができ、なんとか封印することに成功しました。

読んでみた?

封印に力を使いすぎたカエダは、姿を保てなれないくらい弱っていて、しばらく本に戻って休むから、夏目から本をあの人(北本)に返しておいてほしいと頼みます。

夏目友人帳の世界では、妖は夏目の事は「夏目」と呼びますが、夏目以外の人と触れ合い、心を寄せた人に対しては、よく「あの人」という表現が使われているように思います。

夏目が今号の最後に、いつか北本たちにも妖の事を話せる日が来るだろうか…と締めていますが、きっと来ると思うので、いつかその日が来たら、北本にカエダの事を話してあげてるシーンが見たいです。

ここからネタバレになりますので、お気を付け下さいませ(笑)

学校の帰り道、北本君家に向かう夏目と北本の二人。いつものメンバーの西村君は、塾に寄ってから後で来るらしく、珍しく二人での帰宅途中、いつも閉まっていた古本屋が開いていることに気付きます。

北本が昔、父親と一緒によく訪れていた古本屋さんらしく、最近まではずっと閉まっていたらしく、久々に中を見ようという事になり、夏目と北本の二人は古本屋へ寄ることにしました。

一人の店番のお婆さんが居るだけの古本屋さんですが、蔵書が豊富で、しばらく好きに見ることにした夏目たちですが、北本が子供の頃に背丈が足りず手が届かなかった本に手が届くようになり、懐かしさにその本を手に取りパラパラとめくっていると、何か落書きのような紙切れが挿まれていました。

その頃、夏目は夏目で、何かの気配を感じた為、北本を連れて古本屋を後にしました。

家に帰りついてから、ニャンコ先生に相談するも、ニャンコ先生のパトロールエリア外にある古本屋さんだったので、ニャンコ先生は知らないようでした。
もう少し古本屋の本を見てみたかったな…と思いつつも、君子危うきに近寄らず…という話で落ち着きましたが、北本の方は翌日もその本屋へ立ち寄って、また別の落書きを見つけてしまったようです。

その後、西村から北本が変だと聞き、いるのにいないようだ…という西村の言葉に、心配になった夏目は、北本の後を付けます。
するとソコにはニャンコ先生も現れ、気付けば件の古本屋さんの前に来ていました。 

北本が古本屋に入ったのをニャンコ先生から聞き、夏目も後を追います。

すると北本から、昔読みたかった本を探して、本を何冊も見ていたら、なんか嫌な気持ちになる落書きのメモが挿まれている本を5~6冊見つけた話を聞き、それがどんな本だったのか探していると、嫌な気配の本に夏目が気付き、開くとソコには妖の文字で「した」と書かれてました。

すると、一人の女の子(店の子?)が現れ、この店は危険だから帰れと、二人に言います。
勿論北本には意味が分かりませんが、夏目は薄々理解し、北本を連れて店を出ました。

ニャンコ先生から、本に挟まれていた文字の紙は呪符だと聞き、またその古本屋さんは特殊な空間で妖の世界と繋がっているため、 店員風だった妖の女の子の姿が北本にも見れたのだと教えられ、夏目は翌日またその本屋を訪れます。

そこで、その女の子の妖(カエダ)の役目と、現状を知り、呪詛の意味を知ります。

北本がすでに何枚もの呪詛をみていることを知っている夏目は、カエダを手伝い、悪鬼の「でい」を探す手伝いを買って出ます。もちろん、夏目も「舌」という呪詛を受けているので、ニャンコ先生も手伝ってくれています。呪詛に書かれていた部位を吸い取りながら、力を取り戻そうとしていく「でい」。

夏目は徐々に呂律が回らなくなり、北本に至っては、ニャンコ先生の目には「右手首」と「左肩」が透けて見えていたようです。すでに十分気配が強くなってきている「でい」の存在をようやく見つけ、無事に封印することが出来ました。 

悪鬼を封印したことにより、北本の体調も通常に戻り、カエダは封印に力を使いすぎたため、しばらく本の中で休むことに…。
その時預かった北本の本を、夏目は彼女は引っ越したと告げ、その本を北本に返します。 

カエダは、本を読む暇はない、興味はないと言っていましたが、北本がパラパラと開いてみると、自分が挿しておいたしおりの位置が変わっている…と。

果たしてカエダが人の文字を読める妖だったのか、読めない妖だったのか、不明ですが、北本からの真心には応えようとしていたのが窺い知れる結末でした。 

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