小山荘のきらわれ者〜リターンズ〜 第2巻
こんばんは。
今日は、なかじ有紀先生のコミックスの中でも一番人気のあった作品ではないか…と思われる「小山荘のきらわれ者」の続編、その後のお話である「小山荘のきらわれ者〜リターンズ〜」の2巻(最終巻)の感想を書きます。
昨年の7月だったか…「小山荘のきらわれ者〜リターンズ〜」の1巻が発売されているのを本屋で見付け、続編が連載されていた事も知らなかったサクヤは、驚きつつも躊躇いなく購入しました(笑)
そして今月の4日に、完結巻の2巻が発売されました!
あっという間に夢が覚めてしまったような(笑)そんな気持ちになったのが、読後の感想です。
私が、LaLaを読み始めた頃、なかじ有紀さんが連載をされていた漫画の番外編というか、外伝的なエピソードが掲載されていて、その内容に興味を持って購入したのが「学生の領分」でした。
購入した漫画を何回も読み直したくらい、楽しい漫画で大好きになった途端に完結の作品だったのを覚えています。その次に連載が始まったのが、この「小山荘のきらわれ者」でした。
「学生の領分」では、主人公の高文と従兄弟の匡は同じ家に住んでいて、同級生の仲良し(?)が後2人いて、高校生の男子が4人つるんでいる雰囲気が、新作の「小山荘のきらわれ者」にもありました。
主人公の彰吾は父親の海外出張の関係で、父の友人がやっている下宿へ引っ越してくるも、手違いで部屋が空いておらず、同級生の成介の部屋へ居候することに…。
通い出した高校には、同郷の友人がいて、またそこに成介のモデル仲間が転校してきて、結局高校生男子が4人つるんでいるようなお話でした(笑)
そういった共通点から、この作品も好きになり、この作品は結構長く続いたので、私の中では印象に残るなかじ先生の代表作品になってました。
色々あって、成介は父親と和解、彰吾は父が日本に帰ってきたことにより転校するも、また小山荘に
戻ってきて、彰吾は安古ちゃんと、成介は麻里ちゃんとハッピーエンドで大団円の完結でした。
その作品のその後です。それも2巻という短編。…という事は、ゴタゴタモなく、その後の幸せな円満エピソードを集めた作品だろうと想像がつきます!
まさに想像通りのハートウォーミングな作品でした。
4人それぞれの夢を追いかけながら、上手くやっているようです(笑)
彰吾は大学生をやりつつ、絵本の編集者を目指し、安古は小学校の先生を目指し、成介は大学の建築科で精力的に課題をこなしコンペに参加している日々を過ごしており、麻里は美容師の卵で一流のヘアスタイリストを目指していました。
着実に絆を深め、夢に前進する4人。そしてその後の物語から4年後。
双子ならではの、同時挙式(笑)
共に幸あれ!
ところで、安古の方が麻里のお姉さんだということは、彰吾君は成介君のお義兄さん??
それは、それで笑えますね。
成介は死んでも、彰吾を「兄」とは呼ばないでしょうね(苦笑)
そんなその後を想像(妄想)するのも楽しいです。
最後に、北原君と千夏ちゃんのことを書いて終わりたいと思います!
私、この二人はてっきり上手くいってるものだと思ってました。
「小山荘のきらわれ者」で、しっかり彰吾さんへの想いを終わらせて、新しい恋へチャレンジしている千夏ちゃんを想像していたので、若干未練を残している姿は、切なかったです。
そして何より、北原君の小山荘通いの一途さにも感動です。
この二人についての4年後の話がなかったのは少々残念ですが、今度こそこの二人もハッピーエンドだと信じられるエピソードはあったので、安心して完結巻を読み終えました♪
うん、満足です!!