NARUTO 外伝 ~ 満ちた月が照らす道 ~
こんばんは。4/30(土)の朝に、寝違えたと思っていた、背中の筋の痛みがどんどん酷くなってきていて、とうとう今夜は両手でキーボードを打つのが、難しくなってきてしまいました(苦笑)
左腕を持ち上げると痛みが走り、くしゃみや咳をしたりすると激痛が走ります(涙)
こういう時に限って、3連休…病院もお休みです…。
せっかくの嬉しいはずの3連休は、連休明けが待ち遠しい状態になってしまいました。
さて今日は、週刊ジャンプ21・22合併号に掲載された読み切り「NARUTO 外伝 ~ 満ちた月が照らす道 ~」の感想を書きたいと思います!
久々の岸本先生の「NARUTO」が読めるということで、滅多に買わない週刊ジャンプを買ってしまいました(笑)
今回も、あらすじ(ネタバレ)は「続きを読む」以降に書いてます。
今回の読み切りは、ボルトと同じ班の仲間、ミツキのお話でした。
ミツキの親が大蛇丸である事は、劇場版「BORUTO」で知りましたが、サラダじゃないですが、それはパパなの?ママなの?って真剣に悩むところですよね。
その秘話が今回の読み切りのようです。
ミツキは、大蛇丸が作った人造人間でした。先に作られたミツキと大蛇丸の会話から、ミツキとボルトを出逢わせたようですね。大蛇丸はサスケにしか興味がなく、ナルトの事は軽く見てるのかと思ってましたから、少し驚きの事実でした(苦笑)
次号から連載の始まる次世代作「BORUTO」では、ボルトの新たな敵?というか、ナルトにとってのサスケのような存在になってしまうのではないか…と心配してましたが、どうやらそういう心配はないのかな…と思わせるエピソードで安心しました。(笑)
今後の「BORUTO」という作品にどう大蛇丸側のメンバーも絡んでくるのか、おそらく敵対はしないでしょうから、非常に楽しみです。
正直なところ、少しくらいナルトとかサスケとか出ないかな~と期待していなかったとは言いませんが、さずがは岸本先生。期待通りの登場人物やストーリー展開でなくても、読み出したらそんな事(当初の期待とか…)は気にならず、面白く読めました。
次号から連載の始まる「BORUTO」を描かれる池本さんは、岸本先生のアシスタントをされていた方のようなので、絵柄も非常に岸本先生に似ていますから、然程違和感はなく見ることが出来るとは思います。
ただ、若干岸本先生の絵よりケバケバしく感じる絵柄なので、シンプルでお上手な岸本先生の絵が好きだったサクヤ的には、早く慣れれると良いな~と思います。
※次号からの週刊ジャンプを買う予定はないので、漫画の「BORUTO」に関しては単行本で読んでいきたいと思います!
ここからネタバレになりますので、お気を付け下さいませ(笑)
大蛇丸のアジト、実験室で目覚めたミツキ。
体中に傷を負っているようで、色んな管が体に繋がれています。
その場には、大蛇丸と水月の二人が居ました。
ミツキは、自分の事が分からないようで記憶喪失?と思ったら、水月曰く、「」大蛇丸とツーマンセルでの極秘任務に失敗し、ある男に捕まり記憶を消されたんだそうです。
※最後まで読むと、事実は違いましたが…。
水月よりミツキは、自分が「忍び」で「大蛇丸の子供」だと聞かされます。
極秘任務の対象者は「ログ」という呼び名の他者の記憶を奪う能力を持つ忍で、その男の奪った記憶のストックを奪うために生け捕りにする任務が失敗し、逆にミツキの記憶が奪われた為、記憶を取り戻しにもう一度この男のところに行くと、大蛇丸から説明されます。
そこで、ミツキは「一緒に行動していたのなら、大蛇丸こそ記憶を改ざんされているかもしれない。」と。そして「そもそもアナタはボクの父親母親どっちなんですか!?」と大蛇丸に尋ねます。
ここで大蛇丸がどう答えるか、本当にドキドキしながらページをめくりましたが、答えは「そんなのどっちでもいい事なの」と、結局「親」としか答えませんでした(苦笑)
自分が何者なのか知りたいだけだ…と言うミツキを、自分について来れば解決する…と説き伏せる大蛇丸。結局そのログという男の元へ、再びツーマンセルで赴くことに…。
ログvs大蛇丸の勝者は、やはり大蛇丸。調べたい事があるから…と、ログには近づくな…と言い残し、ミツキをログの近くに置いたまま奥の部屋へと進んでいきました。
ミツキにしか解けない封印がしかけてあったり、あんなに簡単にログに勝てる大蛇丸がミツキを攫われてしまうとか、危険だと言っておきながらミツキをログの元に置いたまま調査しに場を離れたり…なんか、色々不自然な事が多いな~と読み進めてましたら、やはりすべてミツキの覚醒を引き出すために、大蛇丸とログ(もう一人のミツキ)の作戦だったようでした。
大蛇丸が居なくなってから、毒を解毒しようとしたが、毒の方が強く解毒しきれないから息苦しいので面を外してほしいと、ログはミツキに頼みました。
お面を外すと、大人になったミツキの顔が現れ、自分もミツキだと言い出します。
大蛇丸が神の所業を模倣し、人造人間を作り上げた、それが自分達だと、存在をしてはいけない許されない存在なのだと、もう一人のオトナのミツキ(巳坏)は言います。
対し、どんな工程で生まれたにせよ、ミツキ(巳坏)とミツキは自分の愛してやまない完全無欠の子供だと、大蛇丸は言います。
今回、大蛇丸が手に入れようとしていたモノは、ミツキという人造人間を作るに必要な元になる「坏」という胚だそうで、 ミツキ(巳坏)はそれを処分したいが、鍵がないと開けられず、その鍵を大蛇丸から奪おうとしており、大蛇丸はミツキにもっと良い兄弟を作ってあげるためにも取り戻そうとしている、どっちに付くか…と詰め寄られるミツキ。
ミツキは怒りからか、まるで以前の抜け忍になったばかりのサスケのような変異体に変化し、「自分の事は自分で決める」と、大蛇丸の手から「坏」の入った容器と鍵を奪い立ち去りました。
どうやら、この結果こそが大蛇丸とミツキ(巳坏)の求めた結果だったようで、今まで失敗した6回は必ずどちらかを選んでいたのでしょうか…。ようやくどちらでもない3つ目の答えを選んだ…と喜んでいました。
自分の道を持てた人造人間。自ら光になれなくても、傍にいてミツキを照らしてくれる太陽を見つけられたら、ミツキ自身も月光となって闇を照らすでしょう…と、ミツキ(巳坏)は語り、今回「坏」が入っていると言っていた容器には「太陽の写真」を入れておきました…と大蛇丸に言いました。
ミツキが鍵でその容器を開けると、中からボルトの写真が…。
このあと、アカデミーに他里から来たというミツキが現れるんですね…。そしてボルト(太陽)と友人になって行く道を、ミツキ自身が選択した…という訳なんですね…。深いわぁ~(笑)
今回の外伝は、所謂「BORUTO」の序章ですね…。さすがは岸本先生。読ませてくれますね!
己を照らす、道を往く―ミツキ(巳月)の物語でした。面白かったです!!