スキップ・ビート! 第38巻
実は、3/19(土)の会社の帰りに買ってありました「スキップ・ビート!」の38巻。
なかなかどのタイミングで書こうかと悩んでいるうちに、3/24(木)になっておりました(苦笑)
前回、母親の全国ネットでの発言「子供はおりません。」の後、心配して駆けつけてくれたショータローに「一人にしてくれ」と告げ、一人になれる場所を探し、涙がこみ上げてきたところへ、蓮が駆けつけ…。
ハワイでの一件以降、コーンが蓮の姿をしていた事から(まあ蓮=コーンなので当然ですが…)蓮をコーンと間違い、抱きついて大泣きしたその後のお話がようやく単行本化しましたね!
とりあえずコーンではなく蓮であったことを理解したキョーコと、コーンじゃないけど話を聞くよ…と事情を知らないふりでキョーコを救おうとする蓮。
しかし、キョーコは先程しっかり泣いたことと、蓮に会えたことで、先程までのこの世の終わりのような気分から完全に浮上していたので、もう大丈夫だと答えます。
でも、そんな事は想像もしていない蓮は、自分がコーンじゃないから話してもらえないんだ…と自分自身(コーン)にちょっぴり嫉妬しているような状態です。
冷静になったキョーコは、こんな時間帯に、家から反対方向の場所に、どうして蓮が居るのか?と不思議に思い尋ねると、ハワイで約束した食事をきちんと摂っている証拠動画を見せに来た…と蓮は答えます。
まあでも約束したとはいえ、今夜じゃなくてもよかったんだけど…と言い「とにかく君に早く逢いたくて…」とサラッと言ってのけました(笑)
それでも母親から嫌われ続け、大好きだった幼馴染に裏切られたキョーコの心は、その意味深な台詞を言葉のままに受け止めることができません(苦笑)
なんで紛らわしい言い方するんだろう…くらいな受け止め方です(蓮よ、ご愁傷様です…。)
でもようやく恋する心を蓮のおかげで取り戻せたキョーコは、たとえ蓮に深い意味はなくとも…いや、実際にはあうるんだけどね…蓮に会えたことで、勇気がもらえて、元凶である母親と会う決意をします。
蓮は、自分の所為で変なスイッチを押させてしまったのか…と反対に心配し、責任を感じます。
そりゃあね、あの母親と対面するとなれば、彼女は無傷ではいられないだろう…と心配するのは当然です。ただ、キョーコの方も、意味深なお願いをします。
蓮からの「たいへんよく出来ました」スタンプを先に貰っておけば、何でもできる気がする…と。
昔、蓮が久遠(コーン)の頃、死なせてしまった友人から聞いたおまじない「惚れた女に魔法をかけてもらうだけで…」の言葉がリフレインします。
しかし、まさか、そんな事…と蓮もキョーコも相手が自分を好きになるはずがない…と思い込んでいるため、ここまでお互いに言ってても、色っぽい話には進展しません(笑)
結論として、自分(蓮)は世間一般的に見れば、勝ち組の成功者で、上流階級な存在。だからご利益的な何かだろう…と自分を納得させたようです。ああ…なんて面倒くさい奴ら…(爆)
そして、キョーコは突撃体当たり訪問!
母親の同僚の渋い男性(笑)の藤道さんに連絡を取り、母への繋ぎを頼もうとしたら、早速今日はどうかと言われ、戸惑いながら会いに行きました。
これで色んな謎が解けました。
以前、パスポートを取った時の親の書類など、快くとは言えなくともキョーコから直接母に頼み…というやりとりが出来ていたのなら、なぜここにきて「子供はおりません」発言なのかな?と思っていたんですよね。
なるほど、子供の頃に何回かあった事のある母の同僚経由で依頼し、書類を貰ってたわけだったんですね…非常に納得しました。後付けの設定にしても、説得力がありますね!
※失礼なことを言ってますね…スミマセン(汗)
ともかく取調室のようなお部屋で、母と娘のタイマン…ならぬ対面?対談?が実現しました。
キョーコももう子供ではありませんし、母も年数とともに少し冷静になってきているのでしょうか、きちんと本音を話せているようです。
それにしてもキョーコの母がお世話になっている弁護士事務所の上司の片桐先生の妹さんが、ショータローのお母さんだったとは…何気に色んな事実が出てきます(笑)
まあ実は、いくら旅館を経営しているとはいえ、親戚でもない赤の他人の家に、子供を預けたまま放置(費用とかは支払っていたでしょうが…)しておけるものなのか…と思ってました。
例えば、母親同士が親友だったとしたら…?と想像したこともありましたが、それなら息子の嫁に…とまで気に入っていたキョーコの為にも、親友だからこそ、一言告げたりするだろう…と考えました。
でもショータローの両親は、キョーコの母親に対し、説教的な事をしているそぶりはなかったですから、どういう関係なんだろうって思ってました。
いや~、今回は色んな意味で謎が解けていきました(嬉々)
そして、まだ最後までは語られていないので、軽率な判断は避けたいですが、キョーコのお母さんが初めて好きになった人は、産業スパイ?か何かで、キョーコの母に近づいた男性だったようですね。
弁護士は、守秘義務があるから、自分の顧客の情報が盗まれるというのは、弁護士生命の危機ってことですよね…きっと。その上、その男の子供まで妊娠してしまっていたら…。
想像を絶する人生の汚点となるでしょうね…。そこだけは理解できます(苦笑)
さて、↑この人(↑上の画像)が、キョーコの父親…なんでしょうね。回想シーンから見ると…。
ちょっとキョーコの普段の表情に似ているところから見ても…。
ただ、そんなに悪い人には見えないんですよね…。
ただ、出来る人…と思わせる何かがあるのに、司法試験落ちまくってるとか、確かに嘘くさく感じますね。
キョーコの母の上を行く人だな…とは思いました。曲者感があるのは確かです(苦笑)
でも、最低野郎な空気はないので、いつか父も登場してくれることを期待してしまいますね!
そして巻末に収録されていました描き下ろし「あの時の彼等~丑三つ時の人間曼荼羅~」と「おまけ 大将のぶつぶつ」は大笑いしました。本編の内容がシリアスなだけに、この巻末、最高です!
キョーコを自分の娘のように可愛がってくれてる大将と女将さん。蓮の人となりチェックは、最低ランクのようですね(笑)反対にショータローは難なくクリアで、気に入られているようです(苦笑)
でも最初にキョーコを路頭に迷わせたのは、ショータローで、女優としての夢を持てたのが蓮のおかげだと知ったら、大将の判定も覆るのでしょうか…(爆)